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初夏を告げるホタルの飛翔

Firefly2024


 

 


 

 初夏を告げるホタルが飛びだした
 先々月にホタル撮影の依頼があったが、先方の都合でぽしゃってしまった。
その時、ホタルの良いサンプル写真が手元になかったので、撮影しておくことにした。

 どんな撮影でもそうだが、ホタルの撮影は特に事前調査が必要。
何日頃どこでどのような飛び方をするのか知っておかないといけない。
そして近くの街灯、車の往来、市民ギャラリーの有無などのロケハンは必須。
ホタルが驚くので、ホタルが飛び始めてからは懐中電灯は使用出来ない。
撮影中は闇に包まれているので三脚の移動は難しい。
写真の手前に写っている草むらは肉眼ではほどんど見えていないので、
フレーミングもピントの確認もできない。
今回は遭遇しなかったが、撮影ポイントは蝮の生息域でもある。
不用意な闇の中の移動は惨事をもたらす。
やはり自然を相手にするのは大変だ。


2024年05月17日

サクラの中を下るケーブルカー

Sarakurake-buru_sakura


 

 


 サクラの間を降りていく皿倉登山鉄道。皿倉山の山腹には色々なサクラの木が生えている。
この時期色々な色の桜が山腹を彩る。その多さにびっくりするが、それも一瞬。花が終わると他の木に紛れて区別がつかなくなる。

北九州市八幡東区皿倉山。


2024年04月06日

皿倉山の夜明け

sunrise2024


 

 


 今年、初日の出を拝めたのは良かったが、ベストな日の出という訳ではなかった。そこで再度チャレンジ。この日は快晴、空気も澄んでいた。朝日に照らされた豊前海、遠くに鶴見・由布、英彦山の向こうにはくじゅうの頂も見え素晴らしい夜明けだった。時折こんな景色を見せてくれるので山の写真はやめられない。

北九州市八幡東区皿倉山付近から撮影。


2024年01月16日

鳥町食堂街の火災

Torimatisyokudou


 

 


また北九州市で大規模火災が発生。
場所は小倉北区魚町商店街に隣接する鳥町食堂街。
私はあまり行ったことがないが、古くからのファンも多い。
原因は鍋のかけ忘れとのこと。2回目の旦過市場の火災原因と同じ。
火を扱う職業でありながら防火意識の希薄さを感じる。
「火を出した人はいたたまれない気持ちだろうね。かわいそうに。」という声を聴いた。
では、延焼で店を失った者はどう考えれば良いのだろう。
失火となれば、出火元は損害賠償を免れることができる。
重過失の判決を受ければ損害賠償の責務が生じるが、補償能力が無ければ同じこと。
今回の火事では人的被害がなかったのが幸い。

火災は運が悪くなければそんなに起こることではない。
「危なかった火事になるところだった。」という経験はきっと多くの人にあると思う。
しかし運はいつも良いというわけにはいかない。何時か火事は起きてしまう。そのスパンが人の一生より長いだけと考える。
これに対抗するためには自分たちの力で初期消火を成功させる必要がある。
商店街などで有効なのは簡易消火栓(簡易型屋外初期消火設備)だろう。
なぜなら消火器は十数秒で放射が終了し、消防隊到着まで火勢を押さえる能力がないためである。
簡易消火栓は水道管直結で1基50万円程度で設置できると聞いた。但し、簡易消火栓などの取り扱いは消防機器は日頃からの訓練が必要になる。
また、日頃からの訓練を行うということで防火意識を維持できるのではないかと思う。
本当に自分たちの商店街を大事に思っているのなら、火事や災害から商店街を守るという意識を持つことが肝要だと思う。

2024年01月06日

帆柱山


 

 
帆柱山

北九州八幡の三山と云えば皿倉山、権現山、帆柱山。
一番低いのは八幡西区の帆柱山だが、皿倉山と混同されていた時期もあって古い人に名前が知られているのは帆柱山。しかし一番人が訪れないのも帆柱山。頂上には戦後育ったと思われる木々が繁り眺望はない。ケルンの上に小さな標識が立てられているだけ。八幡東区の皿倉山方面からの登山道は整備されているが、八幡西区からの登山道は荒れており廃道に近い。途中ルートが消失しているところがあるので注意が必要。

帆柱山山頂標識(福岡県北九州市八幡西区)

2023年10月05日

今年の花火は…

Kukinoumihanabi


 

 


花火の季節が終わってしまった。
今年はあまり見に行けなかった。
なぜだろうと考えてみる。異常な暑さのため?
撮影が絡むと事前にロケハン。当日は昼過ぎからの現地入り。
その日中の暑さが撮影意欲を削り取る。
毎年撮影しているフィギュアスケート競技会の開催日が急遽変更になったことも原因。
まあそれでも花火のドローン空撮もできたことだし、
今年はこれで良いとしよう。

2023年09月09日

ご神木


 

 
 正月はいつもは行かない有名な神社にお参りする季節。
その神社に必ずと言っても良いぐらいあるのがご神木。
杉の時もあるし楠や榧の時もある。
とても大きくて立派な木にそっと触れて少し気を分けてもらう。

 宇佐神宮にて(大分県)

2023年01月07日

お地蔵様2


 

 
 今風にマスクをしたお地蔵さまが2体。かわいいなと思うが、結構広い窟に2体だけ?
ここは車が横付けできる場所。まさか拉致されたのではないでしょうね。
そう考えるとこの地蔵さまは小さすぎるような気がします。後から置かれたものでしょうか。
また、ここは長州藩が近いので廃仏棄釈の嵐が吹き荒れたのでしょうか。
せっかく訪れたのだから観光ガイドの人に聞いてみればよかった

 石見銀山・大森の町並みにて

2022年11月11日

お地蔵様1


 

 
 坊主頭で錫杖を持っているところから地蔵菩薩。後ろの杉が苗木だったころからここに居られるのでしょうか。
訪れる人も途絶えてしまった廃寺跡地に今もなお凛とお立ちになられている。

 石見銀山にて

2022年11月11日

里山散策


 

 
 久しぶりに近所の山に行ってみました。
低山とはいえ登山ルートは多く、サブルートを加えると10を超える登山道があります。
撮影を考えると一番効率が良いコースを歩いてしまうのでまだ歩いていないルートもあります。
時間があるとき普段歩かないルートをたどるのも楽しいものです。
そこに立派な標識があると、この山を好きな人が沢山いるのだなと嬉しくなります。

2022年07月22日

アニソン花火 北九州芸術花火2022


 

 
 「アニソン花火 北九州芸術花火2022」というものが ミクニワールドスタジアム北九州で開催された。
久しぶりの花火なので1週間前にロケハンし、当日2時間前に現地に到着。
しかし、現場に着いたときは、すでに10台以上の三脚が立っていた。「しまった出遅れた!日頃は人が疎らな所なのにところなのに。」
予定していたところにも三脚が立っていたので、仕方なく足場が悪い斜面にカメラをセットした。
 セットを完了した頃にビデオカメラが登ってきた。ビデオカメラはカメラの砲列から少し離れたところにセットしたらしく見えなくなった。
しかし、助手は私のカメラの前に陣取ってしまった。普通は後ろのカメラに邪魔にならないかと確認するのだが、そんな撮影者としての常識はまだ持っていないらしく黙って座りこんでしまった。
カメラの画角に入るわけではなかったので文句はないと思っていたが、花火が始まっても荷物をガチャガチャ漁ったりビニールをバリバリ言わせておにぎりを食べたり。おかげで彼の立てた音が動画の音声に入ってしまった。
 彼の仕事は荷物の番かなと思ったが、撮影機材はカメラマンの所に移動したと見えて彼の手元には三脚の袋ぐらいしか残っていない。カメラマンは彼が信用ならないので撮影中のビデオカメラに近づくなということだったのかなと考えてしまった。
 まあ隣のおじさんは撮影中に前を横切られたり、懐中電灯を照らされたりしていたから、私の被害はそれよりはましだった。

2022年05月25日

吉村芳生風の石仏


 

 
 北九州市立美術館分館に吉村芳生展を見に行った。好きか嫌いかと言われれば???だがそれを超越する長大な細かい作業に圧倒された。中でも画像を小さな升目に切り分けそれを再現しながら合体させていく。とても自分にはできない作業だ。
 自分にできないことを実現する行為はそれだけで尊敬に値する。と言って尊敬だけでは悔しいので、できる範囲で真似してもみる。
 もちろん私に超絶技巧のドローイングなどできるはずないので、パソコンの力を借りて偽物を作ってみた。これが私の作品のヒントになるとは思えないが、美術館に行くと色々なアイデアをもらえる。

2022年04月26日

掛軸一幅

Minneapolis


 

 
  打合せのついでに、久しぶりに県外の美術館に行った。そこでは外国の美術館が収集した日本画を展示していた。この頃は美術館で写真撮影が可能になっている。もちろん全てではないがパブリックドメインとなった美術品に対しては写真撮影が許可されている。私がみた企画展もそうだった。
 その中で気になったのがこの掛け軸。何とも知れない魅力がある絵だが、かなり傷んでいる。照明が上からなので折れた紙が痛ましく写る。カメラを挟んで大きなライトボックス2台で正面から光を与えると目立たなくなると思うがあまり期待できないだろう。

2022年04月20日

小倉イルミネーションとコクランタン2021

Kokurantan2021


 

 
 10月の末にコクランタン2021が開催された。紫川の川岸に行灯型の灯籠を沢山並べ、空には風灯も飛ばした。
コロナが落ち着いてきてやっと開催できたイベントだが、沢山人が来てくれると嬉しい反面、大勢の人が押し寄せコロナ対策が追い付かなくなっても困るなど、担当者は複雑な思いだったようだ。
イベントは無事に終わり、2週間近く経っても感染者の大幅の増加はなかった。担当者はほっと胸を撫で下ろしたことと思う。

2021年11月15日

高塔山アジサイの季節


 

 
 高塔山公園。北九州市ではアジサイが咲く山として有名なところです。天気の良い休日はたくさんの家族連れなどでにぎわいます。ただし新型コロナのため昨年も今年もアジサイ祭りは中止になりました。残念なことです。来年は開催できることを願っています。

ついでに苦言を一言。梅雨前の除草ではアジサイが草に負けていますよ~。それと剪定も必要ですよ~。

2021年06月15日

SDGs


 

 
 北九州で開催されている「北九州未来創造芸術祭 Art for SDGs」を見に行った。
中々見ごたえのあるものもあった。
 その中で芝生の上に大きなビニールのドームがあり、その中に入るというものがあった。
中が見えそうだったので顔を近づけて覗いてみると何やら幻想的な雰囲気だった。

 しかし、中の人からは喫茶店の中を道路からのぞき込んでいるように見えたかもしれない。
そう考えると恥ずかしくなったので、そそくさとその場を離れた。

2021年05月08日

俯瞰撮影


 

 
 先日俯瞰写真撮影の相談がありました。撮影範囲が1辺1.8㎞と広くドローンで1枚の写真に収めることは困難。
セスナ機からの撮影を提案しましたが、予算がないのでドローンで撮影できないかとのこと。
そこで、ドローンでメッシュ撮影をして合成することになりました。
その時は写真合成に自信がなかったのでデザイナーさんに担当していただいた。

 もちろん、写真の合成が自分でできないことは悔しいので、納品後に練習しました。
合成し易い写真の撮影、歪みのない合成などの試行錯誤を繰り返し、
そのためにドローンが飛んだ時間は10時間以上、画像処理にその倍の時間。
受注経費として計算すると大赤字ですが、この技術確立は大きな収穫になりました。

 その写真合成の練習で作ったのが上の写真。
撮影高度は許可不要の150m。写真横辺の長さは約1.4㎞。この撮影のために飛行した時間は1時間を超えます。
よく見ると一枚一枚の畑の色が微妙に違うのが分かります。
今から麦が色付いたり、稲が育ったりするとまた違った模様になるのでしょうね。

農家の皆さん、圃場の写真はいかがですか?(さりげなく営業です)

2021年03月04日

ガラスネガ


 

 ガラス乾板はフィルムが発明される前に使われていた感材で、ガラスに銀乳剤を塗ったもの。今から考えると脆く重く傷がつきやすい厄介なものですが、撮影現場に暗室が必要だった湿板写真に比べるとものすごく扱いやすく、当時としては画期的な発明でした。
この発明によりアマチュアも写真を撮れるようになったと思います。
写真自体は古い物で傷やカビがありましたが、頑張ってきれいにしてみましたどうでしょうか。

 この写真はきっちり撮影されており周辺部の画像の乱れも少ない。良いレンズを使い適正な露出に丁寧な現像。どうやら写真館の写真技師が撮ったものらしい。ほかに工場内で作業している写真もあるので、何かの記念で撮った記録写真のようです。
この写真に写っている人の服装から大正か昭和の初期のものと思いますが、この写真の経歴が全く分かりません。瓦か豪雪地帯用ではないということと、分かりにくいですが建物の向こうの空に電車の架線のようなものが写っています。看板を読むと「阿部撚糸工場」と書かれていますが、現存している会社かどうかわかりません。

2020年12月27日

錯覚


 

 今度は、ドローンにしては高い高度500mからの俯瞰写真。
谷筋に連なる田圃を撮影。一コマでは撮りきれないので、何枚かの写真をつなげて合成した。
撮影範囲は約1.8キロの長さになる。ということは、経度でいう1分、1海里かと偶然になぜか嬉しくなってしまう。
写真を作成したのは、実機俯瞰撮影で右は近く左に行くにしたがって遠いというようなパースがあるように感じられたから。
この写真は等高度の真俯瞰写真の連続から合成したものなので、このパースは目の錯覚だとわかる。

2020年10月16日

久々の実機空撮


 

 先日、久しぶりの実機空撮をした。使用機体はセスナ172。これに乗って地上の写真を撮るのだが、機体の下に穴が開いていないので、機体を傾けてもらって窓から下を写す。機体は最大60度ぐらい傾けることができるのことだが、その体勢は3秒ぐらいしか維持できない。パイロットと息を合わせてエイヤーとシャッターを押す。その直後体は逆方向に大きく振られる。尤も、振られるのは私の体だけで機体はゆっくりと態勢を整えているので地上から見ても危ない感じはないだろう。
 パイロットは若いが優秀。頼りなかったのは私の三半規管と胃袋だった。

2020年09月22日

くじゅう 夏到来


 

ミヤマキリシマが咲く頃くじゅうは梅雨に入る。そのため撮影は強力な天気運が必要になる。
3日かけて撮影に臨んだが、一日目は靄がかかり、2日目は雨と強風、3日目の4時過ぎに突然山頂が顔を出した。
当初予定していたポイントへの移動は間に合わず、長者原からドローンを飛ばすこととなった。
手前の丘の死角を避けるためドローンの操縦はタデ原の木道上から行ったが、タデ原上空は飛行禁止なので離着陸は雨ケ池への登山口から。
離着陸地の安全はスタッフとの無線で確認しながらの飛行となった。

2020年06月11日

世界遺産 沖ノ島


 

北西に77キロメートル。玄界灘に浮かぶ世界遺産「沖ノ島」。
空気が澄んでいるときは北九州市の皿倉山からも見える。
しかし、近年空気が澄んでいる日があまりなく、見えることが少なくなった気がする。

2020年05月06日

アナグマ遭遇


 

林道を走っていると何か前を横切った。あのボサボサのしっぽは!
直ぐカメラを準備して耳を澄ませた。ガサガサと音がする。
音に合わせてゆっくり動きながら音のする方向を探る。やっぱりアナグマ。
アナグマは何度か動きを止めてこちらを見たが、またエサ探しを続ける。
その動きに合わせて徐々に間合いを詰めながら40分ほど撮影をした。
その後、通りかかったサイクリストが近づくとササッと逃げて行ったので、自分には気を許していたのだと分かった。
帰宅は遅くなったが、楽しい時間だった。

2020年05月03日

皿倉山は花盛り


 

この時期、皿倉山は花盛り。多くは桜と思うが、色々な種類の木が花をつけている。
残念ながら登山道や山頂からはこの景色は見えないし、八幡の町からでは遠すぎる。
ちょっとズルして上から見てみた。
だが、山の神様はズルを許さないようで、きれいに晴れた日を与えてくれなかった。
この日も霞がかかっていてすっきりしない。
だが、風は強くなく安心して上空で薄日が差すのを待つことができたので良しとしよう。

今年の花はおとといの夜から降り始めた雨と風で散ってしまったと思う。
来年は良い日を与えてくれるのを期待しよう。

2020年04月13日

くじゅうの野焼き


 

4月4日に遅れていたくじゅう山坊がつるの野焼きが行われた。邪魔になるといけないので山の上から見学することにした。
最初は隅のほうに小さく炎が見える程度だったが、残り半分ぐらいになった時、一気に炎が立ち上がり、瞬く間に枯草色だった坊がつるが、真っ黒になった。
この黒くなった草原は、ミヤマキリシマが咲く6月にはきれいな緑色に変わる。

2020年04月06日

メジロ


 

梅の花が咲く頃から庭にメジロが来るようになった。
ガラス戸の内側からそっと見ている分には良いが、扉を開くと逃げてしまう。
そこで、カメラをジンバルに載せてリモート撮影をしてみた。
カメラとジンバルは別々にコントロールするのだが、ジンバルのBluetoothは大丈夫だが、カメラとのWi-Fi接続が安定しない。
一度完全に通信が途絶えるとカメラの操作が必要になり、カメラに近づくとメジロが逃げてしまう。
今回は長いUSBケーブルを使うことにした。

野鳥の撮影は望遠レンズが定番だが、至近距離での撮影も良い画像が得られる。
機会があれば、中継器を使ったワイヤレスリモート撮影をやってみたい。

この時撮影した動画を「https://youtu.be/56T_WfaDVRk」で公開しています。
なんのドラマもない映像ですが、メジロが周りを気にしながら一生懸命食べている姿をお楽しみください。

2020年03月26日

工場夜景


 

 月が綺麗だったので、久しぶりに工場夜景の撮影に行った。
街の風景はいつの間にか変ったりするので、なるべく定期的に撮っておきたいなと思っている。
この工場も何処か変化していると思うのだが、私にはわからない。いつか誰かから教えられて気づくことになるのだろう。
夜景撮影については、色々なレンズを試したりして写し方は習得したつもりだが、どう工夫しても天候には勝てない。
それで、今回のように空気が綺麗なときは逃せない。
下の写真は、上の写真の集合煙突の基底部分を拡大したもの。
作業員がいればはっきりと姿が写る解像度なのでこれで十分と思う。(露光中に動かなければの話だが)
写真は縦120cm、横450cmで解像度180dpi。誰か原寸大でプリントしたいと言う人はいないかな。

2019年12月12日

アドリア海に浮かぶ 城壁都市ドゥブロヴニク


 

 先週アドリア海を見に行った。宮崎駿の「紅の豚」を見て、少なからず憧れのあった場所である。そして有名なドゥブロヴニクがルートに入っていた。うわさどおりの見事な城壁都市、そして観光地だった。このようなところは遠くから眺めるに限る。ついでに夜景も撮りたかったが、日程が許してくれなかった。今は何事もなかったように平和な空気を漂わせているが、ここは内戦で大きく揺れたところ。途中通過したボスニア・ヘルツェゴビナではマーケットの近くに弾痕のある廃屋が残っていた。

2019年10月28日

満月とポタラ宮(石川賢治風)


 

石川賢治氏の写真展が博多天神イムズで開催されているというので見に行った。展示数は少なかったが工夫を凝らした良い写真展だった。特に実物大と言われた屋久杉の幹の写真は圧巻。アシスタントと2人でディアドルフを担いで登ったと言われていたが、いやいや8×10を使うなら、荷物持ちにあと2人は要るでしょう。

満月の光は太陽の46万5千分の1とのこと。計算すると19段露出を増やせば良いことになるが、多分そんなに単純ではないと思う。そういえば自分も月の光で撮った写真があったなと昔のフイルムで遊んでみた。勿論、石川賢治氏の真似なので少し憚られる。

2019年09月22日

八文字焼


 

北九州市皿倉山では今年も「八文字焼」が行われた。この行事が始まった経緯はよく分からないが、京都の「大文字焼」影響が大きいと思われる。京都と違ってこちらはLEDとなっている。今年は8月8日と13・14・15日の4日間だけの点灯だった。8日は対岸の若松区から、13日は皿倉山からドローンで空撮。14・15日は悪天候のため撮影できなかったので早めに撮っておいて良かった。ちなみに隣の小倉北区では「小」の字がともされる。

2019年08月24日

フィギュアスケート


 

8月はフィギュアスケート大会の撮影で始まった。
スケートリンクの横で朝から晩まで選手の演技を見ているのだが、どうもジャンプの種類が分からない。
アクセルとサルコウは少し分かるようになったが、その他のジャンプは良く分からない。
それでもジャンプのタイミングは読めるようになったので良しとしよう。
フィギュアスケートは20年以上も前に国際レベルのエキシビションの撮影をさせてもらったことがある。
フィリップ・キャンデローロやスルヤ・ボナリーが活躍していた頃である。その時は選手の動きの速さに目が回った。
今回はカメラも進化した上に、地方大会なので少し余裕があると思っていたが、やはり最初はその動きに付いていくのに大変だった。
でも、楽しかった。なんといっても映像ではなく生で競技を見ることができた。

2019年08月08日

花火


 

久しぶりに花火を撮影した。
前日からの雨で中止が危ぶまれたが、ちょうど花火の時間だけ雨が小降りになった。
主催者側は多少の雨でもやる気十分で、空もその気迫に敬意を払ったのかもしれない。
撮影では画角を変える必要があるためズームレンズを使うが、ズームリングを動かすと微妙にピントがずれるのでAFを使うことになる。
現在のAFは性能が良いので花火にもピントが合わせられるが、2~300枚に1枚は大ボケの写真が出来上がる。
普通はすぐに消去するが、なんだか気に入ったので消さないでおいた。

2019年07月22日

カモ(北九州市八幡西区)


 

買い物帰りにふと見ると市街地に取り残された田圃にカモが2羽。どうやらつがいらしい。
この辺でカルガモ農法をやっていると聞いたことがないし、野生のカモかな。
犬猫に狙われなければ良いな。

2019年06月27日

滝(大分県くじゅう山)


 

北九州市立美術館分館で開催されている『千住博展』が終わるというので、慌てて見に行った。
会場では襖絵というカテゴリーや光の演出を楽しんだが、瀧の絵が先週行ったくじゅうの滝に似ていることも面白かった。
瀧を描いた「千住博」も素晴らしいが、私は山中にこの滝を見つけた人にも賛美の言葉を送りたいと思う。

2019年06月15日

観光船からの夜景観賞(北九州市)


 

工業都市として発達した北九州市は多くの海岸線に工場が立ち並ぶ。この昼間はあまり綺麗とは言えない工場群が夜になると妖艶な不夜城に変身する。ライトアップされたコンビナートはSF映画の未来都市のように輝き機能美にあふれ生命の息吹すら感じる。

当然ながら工場内の立ち入りは禁止されており、この夜景を見るためには山に登って見下ろすしかなかったが、近年海から工場夜景を見る観光船『夜景観賞定期クルーズ』が運航されているということ。これなら直近でコンビナート夜景を堪能できる。いつか乗ってみようと思っているが、まだその機会がない。

2019年06月10日

ホタル(北九州市)


 

ホタルが出ているよ。という声に誘われて近所の小川に行ってみました。
ここは時折近所の人が訪れるだけの静なところです。残念ながらホタルの数は例年より少なくちょっとさびしい感じでした。
ホタルの撮影で面倒なのは、ピント合わせです。レンズの絞りは開放近くを使いますので、正確なピント合わせが必要なのですが、ここは街灯もないところなのでファインダーもモニターも真っ暗。ピント合わせができません。
そこで誰もいなくなるのを待ってライトをあててピントを合わせました。ホタルがびっくりして光らなくなったら困るなと思ったのですが、近くを車が通ったとでも思ったのか光るのを止めることはありませんでした。ホタル鑑賞地ではできない荒業です。

2019年06月01日

玄界灘の夕日(福岡県津屋崎)


 

先日、看板製作の打ち合わせて福津市に行ったとき、海に沈む太陽を見た。
この頃は黄砂やPM2.5の影響で、晴れていても日没前に太陽が汚い空気の中に隠れてしまうことがほとんど。
水平線が太陽を削り取るような日没は久々だ。
この日はロケハン用のコンパクトデジカメしかなかったが、その分ゆっくりと夕日を堪能することができた。

2019年05月28日

北九州市 帆柱森林植物園でハンカチの木が花をつけました


 

北九州市八幡東区皿倉山の帆柱森林植物園で「ハンカチの木」が花をつけました。大きく白い「苞(ほう)」がハンカチのようだということで、英名も"Handkerchief tree"などとつけられているとのこと。花以外は特に特徴のある樹木ではなく、花も5mほどの梢の上に4つほどしか咲いていなかったので見落としがち。見たいと思われた方は、詳しい場所を「皿倉山ビジターセンター」に聞かれたほうが良いかも。

2019年04月30日

藤棚は花盛り


 

北九州市八幡東区河内で藤棚が満開です。私は行列と雑踏が嫌いなので近寄りませんが、経営者は沢山の人に来て欲しいはず。藤棚の維持は大変で暴れる枝を剪定し、纏め、花芽を育てる作業は一年を通してあります。そして花は2週間もすれば終わってしまいます。大変な事業です。

 

2019年04月28日

小倉城の花見


 

さくらの名所として有名な小倉城城郭。今年の小倉城は少し違って、バーベキューなどの火気持込が禁止されました。本来公園内での火気使用は禁止ですが、花見の期間は特別に認められていたようです。しかし、花見客のごみの散らかしが目に余るため、特に散らかるバーベキューを禁止したとのこと。それでもごみは多く、ごみ集積場所付近の臭気はひどく吐き気を催すほどでした。このごみも朝8時の開門前にはきれいに片付けられていました。ありがたいことです。

 

2019年03月31日

皿倉山に登ってみました



北九州市が新日本三大夜景に選ばれたということで、夜景を見に皿倉山に登ってみました。晴れた日を選んで行ったのですが、この時期は、大気中に花粉や黄砂、PM2.5まで飛んでいて透明感のある夜景を撮るのは難しいです。肉眼では綺麗に見えていても、カメラで撮ると空気が白んでいるのが写ってしまう。画像処理である程度綺麗にすることはできるのですが、本当に空気が綺麗なときの写真にはかないません。

 

2019年03月23日

久々に雨が降りました



久々の雨、なんだか嬉しい。
そこで、梅で有名な宗像の鎮国寺に行って見ました。
雨上がりの梅もきれいでしたが、片隅に置かれた石仏に心を惹かれました。
石仏は作られた時が完成ではなく、その後の雨風が味わいのある表情を作り上げると思っています。
そこに信仰が加えられると、生きているように感じられるようになります。
私の思い込みでしょうが、その思い込みが写真で表現できたらといいなと思っています。

 

2019年02月01日

雨が降りませんね



この頃の少雨の影響で近所の貯水池の水位も例年より下がっています。このまま雨が降らないと色々困ることになりそうです。

まあ、自然相手のことなので、心配しても仕方ありません。備えと覚悟と我慢で対応するしかありません。

2019年01月28日